遊び盛り


904 実話っす。1/3 sage 2009/07/27(月) 16:42:35 ID:Xx7pTMpQ0
それは高校生の頃、当時付き合っていた彼女とラブホテルで一泊した時の出来事です。
お互いラブホテルに行くのは初めてのことで、親には「友達の家に泊まってくる」と嘘をつき、自転車でホテルへ向かいました。
そこは、どちらかというと古い建物で、お世辞にも綺麗とは言えないホテルでしたが、
初めての二人にはそんなことは気にならず、親に嘘をついたというちょっとした罪悪感と、
大人の世界へやってきたという緊張感、初めての二人きりの外泊という幸せな気分でいっぱいでした。
ロビーで一番安い部屋を探し、足早にエレベーターへと向かい目的の階で降りた二人は、
やけに薄暗い廊下を部屋まで歩いて行きました。

暗く静かな廊下を目的の部屋まで向かう途中、突然どこからともなく2、3人の子供が笑う声が聞こえてきました。
2秒間くらいだったでしょうか。瞬間顔を見合わせて「今、子供の声しなかった?」と言う彼女。
あまりにもはっきりと聞こえすぎたためか、緊張感もあったせいか、不思議とあまり恐怖感は感じず、
「どっかの部屋のテレビじゃない?ラブホテルに子供がいるわけないもんねぇ」
と返事をしましたが、室内の音がこんなに廊下に漏れるものか?
それまでなんの音も聞こえてなかったのに・・とも考えていました。

905 実話っす。2/3 sage 2009/07/27(月) 16:45:20 ID:Xx7pTMpQ0
部屋に到着した二人は室内の暗く湿った雰囲気に、どこか心細さを感じることはあっても恐怖感はまったくなく、
初めてのラブホテルというのが幸いしてか、「こんなもんなんだ」という感覚でした。
興味津々の僕は部屋中ウロウロ見てまわり、浴室もトイレも一通り見てベットに寝転がりました。
しばらくしてお風呂に湯を張ろうと、浴室へ行くと??????
さっきのぞいたばかりの浴室に鍵がかかっていたのです。
浴室の鍵は外からコインで回せば開けられる簡単なタイプのもの。
一度僕が浴室をのぞいて以来、僕たちは浴室には近づいていません。
誰かが中から回さなければ鍵は絶対にかからないはずなのに・・・。
突然起こった奇妙な出来事に、僕は恐怖というより????状態。
僕はどうしたかというと、彼女に「あれ?鍵しまってるよ〜なんで?」とか言いながら
おもむろに財布からコインを一枚取り出し鍵を開けてしまいました。
中を覗くと・・・・特に変わった様子はない。
結局、僕も彼女も気味が悪かったので夜はお風呂に入らず、翌朝明るくなってから一緒に入ることにしました。




908 実話っす。3/3 sage 2009/07/27(月) 16:50:45 ID:Xx7pTMpQ0
今考えると、子供の霊が悪戯していたのでしょうか。
妙な緊張感のせいか二人ともほとんど怖がらなかったので、霊としても面白くなかったでしょうね。

もし、この話を当時の彼女が読んだらおそらく自分の体験だと気が付くと思います。
A子さん、元気でやってますか?まだこの街で暮らしてますか?もう結婚して子供もいるのでしょうか?
あの夜は僕の方が早く寝てしまったようですね。
あなたには話していなかったけど、僕は夜中になぜか何度も目が覚めました。いや何度も起こされました。
あなたは一度も目が覚めることはなかったですか?
ベットの下に子供が数人いるのに気が付きませんでしたか?
気付いて欲しいのか時々チラチラとこちらを覗いていましたよ。
僕は寝たふりしたり、あなたの寝顔を眺めたりして気付いてないふりをしてました。
なんか気が付いた事を悟られたら、遊びたがるような気がして・・・。