- 538 本当にあった怖い名無し
2010/09/30(木) 15:12:53 ID:jEkthpcs0
- もうかなり昔の話です。
中学生ぐらいの時まで、某原発の近くに住んでいたのですが、家のすぐ近くに
池があり、そこでよく、親友と一緒に、釣りをしていたのですが、目が一つの
魚が釣れたり、頭が三つ付いた鯉などが釣れたりしたのですが、当時はそんなこと 気にする事もなく、「気持ち悪いね〜」と言っていたのですが、
ある日、池に入って、水草の生えている所で、網でガサガサをしていたのですが 突然、親友が「痛っ!」と叫んだので、なんだなんだ、思って
近づいてみたら、ラグビーボールより、すこし大きいぐらいの巨大なヤゴが 噛みついていて、何故かその時、怖いという感情は無く、「なんだこれっ!
すげえ!」と言って、痛がる親友の足から、無理矢理、ヤゴの顎を引っ張って
外し、網に入れようとしたのですが、かなり重く、なんとか、網に入れたのですが
、鋭い顎のようなもので、簡単にナイロンの網を破ってしまい、あっという間に 、深場の方に逃げていってしまい、「惜しかったなー 次見つけたら、
絶対捕まえようぜ。」と親友と言っていたのですが、その日の夜、家族に興奮して、
ヤゴの事を話したら、父親に、「もう絶対にその池に行くな!」とすごい形相
で言われ、親友も、親に何か言われたらしく、2人で、「残念だな〜」などと言い合っていたのですが、
結局、その後池に行くことは二度と無く、私も、そこから、引っ越してしまいました。
池の事はすっかり忘れてしまい、親友とも会っていなかったのですが、
去年の夏あたりに、久しぶりに親友を訪ねたら、既に亡くなっており、死因はガン だったそうです。
池も埋められてしまい、地形もだいぶ変わってしまったので、もう確かめる 術もありませんが、今でも、時々、あの池の事を思い出します。
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