津波の恐怖


579 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/22(日) 19:15:40.31 ID:+doFb2l70
津波が今まで生きてきた中で、一番怖かった。
高台までの坂道を隣で一緒に走ってたはずの近所のおっちゃんが3秒後には真後ろで家と家の間に挟まれて見えなくなっていた。
おっちゃんと手をつないで逃げていた奥さんは混乱して津波に向かって走りだしてしまった。瞬きするまもなく瓦礫に飲まれて見えなくなった。
高台に登って下を見ると津波に飲まれた車の車内でおばさんが必死にドアを叩いて外に助けを求めてた。
車はゆっくり沈んでいって見えなくなった。皆呆然としていた。
ふと我に返ると、右手に飼い犬のリードを握っているのに気づいた。首輪の先はちぎれてなかった。
一緒に逃げてきたはずなのに、どこで居なくなったかも覚えていなかった。
友達は今でも「夜になると街に津波で流された人たちの幽霊が出るらしい」という噂を聞いてから、毎日空が明るくなるまで居なくなった彼女を探しに行っている。
俺の彼女は先日やっと見つかった。