背中のぬくもり
165 本当にあった怖い名無し sage 2006/10/13(金) 19:13:21 ID:8/ucyCc+0
感動できるかわからないけど個人的に嬉しかった体験を投下

先日、友達の命日に墓参りをした。
いつもバイクで行くのだけど、例に漏れず今回もバイクでの墓参り。
毎年この時期は寒くなってくるので上着は手放せず、バイクでのお出かけ時には必ず上着を着用してく。
一通り話し終わって帰る時に何を思ったのか、二人乗り用のステップを下ろしてた。
(バイクに乗ってる人ならわかると思うけど、普段は上げてあるやつ)

自分でもなぜ下ろそうとしたのかはわからない。
気まぐれにステップを下ろしたまま走っていると、風が冷たくて「寒いなぁ」と思ってたけど、この日はそれだけじゃない。
まるで誰かがタンデムシートに座り、体を運転手へ預けているかのように、背中へほんのりとした温もりを感じる。
背中へ体を預けられているかのような、そんな温かみを感じる。
なんとなくだけど、その温もりは「友達が乗ってるんだな」って思えて嬉しかった。
帰宅してバイクから降りる時には「ありがとう、またね」と声をかけた。
その言葉の後にはなんとなくだけど、友達は在るべき場所へと帰っていったような気がした。

背中が温かくなったのはただ熱が溜まっただけなのかもしれない。
例えそうだったとしても、俺は友達とタンデムができてたと信じたい。
綺麗な黒髪のショートカットが似合う、かわいい笑顔のモデルみたいな長身の友達。
見た目はお人形さんみたいだけど、ちょっとだけ天然で何もないところで躓くような友達。

そんな君とタンデムができて嬉しかった。