小さな弟

468 本当にあった怖い名無し 2007/04/26(木) 00:11:46 ID:E3FbFFxo0
昔、数ヶ月ほど男の子の霊に憑かれてた
別に何をされるわけでもなく
「ああ、いるな…」って感じる程度だった
奇妙な同居人が出来たと思うことにした

そのうち会話ができるようになってきた
そいつは自分の事を「コウ」って言っていた
幽霊とはわかっていても話し相手がいるのはいいもんだなと思った
そんなある日に夢を見た

何もない場所に俺は立っていた
「お兄ちゃん」
「…よぉ」
全く怖くもなかった、だけど何故か悲しかった
コウは俺に抱きついて泣きだした
「ありがとう…お兄ちゃん…ありがとう…」
「ばか、泣くな」
「僕…ずっと見てるよ…お兄ちゃんのこと…ずっと…」
「…ああ」
俺は泣きじゃくるコウの頭を撫でていた

気がつくといつもの俺の部屋だった
「コウ…成仏したのか?」
情けない事だが、ポロポロ泣いた。


それ以来俺の人生は色々と好転した
小さな弟が俺の事を見てると思うと不思議と頑張れるようになったからだ