秘密の場所

336 1/2 sage 2006/05/13(土) 03:05:05 ID:kDim9glbO
このスレではありきたりかもしれませんが、私の亡くなった彼女の話です。

彼女と付き合っていたのは、3年前で彼女は生まれつき身体が弱い娘でした。
それでも私は、二人の時に見せてくれる笑顔がたまらなく好きでした。
それから、1年後の事。
彼女の体力が限界になり入院。
私は毎日の様に見舞いに行きました。
それから、半年の事。
その日は彼女の体調が良かったらしく、外出したいと言ってきた。
私は心配だったのですが、院長曰く「特に異常は無いので今日だけ許可します」と言うので、彼女を連れて私の秘密の場所へ。
そこは、野原で春には沢山の花が咲く場所なんです。
そこについた途端、彼女は走り出して笑顔で花の絨毯の世界を歩き出した。
私もその光景を見ながら、微笑んでいた。
続く

337 2/2 sage 2006/05/13(土) 03:20:30 ID:kDim9glbO
続き

その日から、二ヶ月後。
彼女は病院のベッドで亡くなった・・・
私が駆け付けた時には遅く、安らかな顔で眠る彼女を見つめた。
私は、ベッドのそばの花瓶にあの野原の花を飾った。
そして、彼女の前で初めて泣いた・・・
大切な人を救えなかった私を憎んだ。

それから、葬式に出たその日の夜、家に帰るとあの野原の匂いがした。
まさかと思い、居間に行くと彼女がテーブルの前に座り笑顔で
「おかえりなさい」
と言った。
そして、
「私が死んだ時、お花を持ってきてくれてありがとうね?
それと、○○(私の名前)は私に色んな幸せをくれたよ?
だから、自分を憎まないで?」
と言ってくれた。
その途端、私は泣き出した。
その私に近寄ってきて、彼女が私の頭を優しく撫でる。
その日、彼女が「一緒に寝たい」と言ったので狭いベッドで優しく抱き締めるように一緒に寝た・・・

ごめんなさいまだ続きます・・・

338 3/3 sage 2006/05/13(土) 03:29:06 ID:kDim9glbO
ラスト

次の日、目が覚めると彼女の姿は無く、居間に行くと書き置きが。
「○○(私の名前)へ

私の葬式に来てくれてありがとう。
そして、今まで私を助けてくれてありがとう。
今度は、私が○○を助ける番だよ?
辛いときには、私の名前を呼んで?
いつでも会いに来るから。
そして、またあの野原に一緒に行こうね?」と書いてありました・・・


今現在、私が辛い時には彼女が会いに来て色々話を聞いてくれます。
今度、彼女と再びあの野原に行きます。

長文失礼しました。
多謝