愛着

849 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/03(木) 23:16:30 ID:VVcQEzLm0
友達の話

今から20年前若かった友達はバイトで貯めた金を頭金にして
憧れの車、CR−Xを買った(よろしくメカドック世代)
色は黒でワンオーナー物ですごく程度がよかった
それはそれはヤツは大事に乗った、峠もよく攻めたが自分でよく整備してた
「こいつ俺一人で乗ってる時と女乗せてる時じゃ、明らかに走りが
違うんだよ、焼きもちなのかな?」と苦笑してた

それから数年後、結婚を機に愛車を手放した、号泣してた
十数年、ヤツは脱サラし独立小さな成功をおさめた
たまに会うと青春時代の話に花が咲き、必ずあのCR−Xが出てくる
ヤツは決意してもう一度、CR−Xのオーナーになろうと決める
色んな中古屋や人づてを当たったが、中々良い感じのCR−Xは見つかんない

1年以上探した結果中古オークションで良い程度の車が見つかった
色は赤、俺も呼ばれて中古屋と三人で会場に向かった
その娘は赤い洋服に着替えていたが間違いなく「あの娘」だった
車体番号を確かめながらヤツはあの日のように号泣していた
「コイツが動かなくなるまで俺はずっといっしょにいるよ」
ヤツの笑顔を見ながら自分もすごく嬉しかった