- 10 本当にあった怖い名無し
2005/06/20(月) 00:48:16 ID:P+UYM/MV0
- 前ピザ屋でバイトしてたときの話。
バイトはじめて最初に配達したのが 古めの鉄筋5階立てビルの5階に住んでる男からの注文だった。
その男は20代〜30代くらいで、仏頂面を常に崩さない 無愛想な香具師だった。
「ピザのパックを出しておいてください(その店はピザ入ってたパッグ回収してました)」 と言っても何も反応しない。
あとで知ったのだがその男は宅配マニアなのかピザがよほど好きなのか、 ほぼ毎日のように注文する人らしい。
ある日その男から注文をうけ再び配達に行った。 が、いくらベルを鳴らしても誰も出ない。ピザをおいて行くわけにも行かず、
仕方なくドアの横においてあったピザのパックだけ持って帰ることにした。
何故か持つとずしっと重い。不審に思って一つをピラッとめくってみると、まったく 手が付けられておらず、どろどろに腐っていた。他のをめくっても同じ。
ふと気になってドアの横にあった別の店のピザパックやら天丼と思しきものやらを めくってみると(おい)、皆同じように腐っていた。
その日以来、男からの注文がくることはなかった。
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