- 7 1 2006/06/21(水) 13:29:10
ID:7damXVol0
- ある日会社の帰りしな、家の前に人形が捨てられていた。洋人形だった。
不気味に思ったが不思議と魅惑された俺はその人形を捨てずに持ち帰る事にした。
もしかしたら骨董品かもしれない、そう思った。 家にかえって洋人形を机においてその日は疲れたから寝ることにした。
朝、起きると昨日机に置いておいた人形が枕元で俺と一緒に寝ていた。
気持ち悪く思った俺は不服だったがその人形を捨てる事にした。するとその夜、携帯に電話があった。 低い、男の声だった。
「私メリーさん。いま、あなたの家の近くの駅にいるの」 最初、いたずらだと思った俺は無視して電話を切る事にした。
十分ほど経って、また電話がなった。 「私メリーさん。いま、あなたの家の前にいるの」
さすがに不気味に思った俺は電話を切るとすぐ玄関に向かった。 するとドアのノブがガチャ、ガチャ、とまわされていた。幸いな事にかぎはかけていた。
怖くなった俺は押入れに隠れた。 しばらく経って、また携帯電話が鳴った。
「私メリーさん。今、あなたが隠れている押入れの前にいるの」
- 8 本当にあった怖い名無し
2006/06/21(水) 13:46:41 ID:4y4q5rAs0
- >>7
最後は
「私メリーさん。今、あなたが隠れている押入れの中にいるの」
のが怖くないか?
- 9 2 sage 2006/06/21(水) 13:52:14 ID:7damXVol0
- 俺は内側からしょうじを押さえつけた。同時に、しょうじがガタガタと鳴る。
誰かが押入れをあけようとしていた。
俺は必死にしょうじを押さえた。全身に鳥肌がたっていた。 しばらく経つと押入れの前から人の気配は消えたが、それでも俺はしょうじを押さえ続けた。
時間の感覚は無かったが何時間も経過しているとは思った。 俺は、警戒したまま、押入れを開けた。 ───誰もいない。
ほっとして押入れから出ようとすると、不意に足に圧力がかかった。 それが腕だ、と分かるまで数秒かかった。
押入れの暗闇から、誰かの声が聞こえた。低い、男の声だった。 「私メリーさん。いま、あなたの後ろにいるの」
おわり
- 10 本当にあった怖い名無し
sage 2006/06/21(水) 13:53:23
ID:7damXVol0
- >>8
あ、そっちのほうがよかったかもしれない。
ってか自分で書いて思ったが>>9はいらなかった気がす
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