厠の華子



57 闇男爵。 sage 2006/06/30(金) 23:40:49 ID:Dh0LOTebO
〜厠の華子〜
蒸し暑い夏の日、
小学生達が夏休み中で人気の無い学校へ集まっていた。
登校日だったが一時間たらずで終了し、
子供達は暇をもてあましていた。
そんな時、誰に言うでも無く
一人の女子児童がトイレへ向かった。
しかし、トイレには邪悪な意思をもつ者が身を潜めていた。
盗撮魔だった。
奴は清掃用具入れに隠れ、
児童がトイレに入った事を確認すると、撮影を始めた。
しかし、機材が傾いて個室の壁を強く叩いてしまった。
気付かれた!
もう口を封じるしか無いと勢い良くドアをあけた!


58 闇男爵。 sage 2006/06/30(金) 23:52:49 ID:Dh0LOTebO
>57 の続き
廊下を走り去る上履きの音が聞こえる。
不味い!
なんとかしなければ!と焦る盗撮魔。
追いかけようと、
出口へ向かった瞬間、「クスックスッ」
と幼い女の子の笑い声が聴こえた。
後ろには青白い顔の女子児童が立っていた。逃げて無かったのかと安堵の後、
盗撮魔は児童の首に手をかけた!
しかし触れた瞬間、悲しいやら冷たいやら小さいやら、言い表せない感情が盗撮魔の心を貫いた。
そして女子児童の顔は無惨に崩れていった。今度は恐怖の感情が彼を支配した。
しかし金縛りにあった様に動けない!
「!!!…………」


59 本当にあった怖い名無し sage 2006/07/01(土) 00:05:18 ID:KF86mXwtO
>58 の続き
逃げた女子児童は男性の教諭をつれて、
トイレへ戻ってきた。だが撮影機械を残して誰もいない…
逃げられたと舌うちを男性教諭はした。
瞬間!
ごぼごぼと個室から水が溢れてきた。
男性教諭が個室をあけてみると…
グニャグニャに曲がった男の死体があった。死体はトイレを詰らせていたのだ…
………昔からトイレは子供達の世界の死角だった。
閉じ込められたり、暴力を振るわれたり、
そういった怨みは決して、水に流せないのである。
その怨念は彼女を呼び寄せる。
「ハーナコサーン」
「ハァアイィィ…」