- 162 【くねくね】
sage New!
2007/01/21(日) 23:51:29 ID:g8OnROYkO
- 従兄弟の家に遊びに行ってから、家に帰れなくなった。
『田んぼでくねくね動いてた、あの白いの何?』 従兄弟は目を真ん丸にして、
『・・・近くで見たの・・・?』 『うん。ずいぶん器用に動いてたよ。』 そう言ってからだ。
両親も『当分そこで暮らせ』って言って、うちの職場に退職届けまで出してしまった。
まぁ、お金の心配がなく、ただのんびりしろっていうなら、しばらく羽を伸ばすかなぁ。 なんでアレを見たらダメなのか、分カラなイなぁ。
誰二もイウなって、くチ止めまでシテ。 わたシが見たモのが、何ナのか知リタい? そウ・・・?アレハね・・・
・・・・・・ゴンッ・・・・・・ドサッ
『今聞いた話は、すぐに忘れぇ(忘れなさい)。 この人みてぇになりとうなけりゃあな』
女の話を聞いていた小学生は声も出ないのか、ただ大きく何度もうなずくと、全速力で走りさった。
『余計な事を言わず、おとなしくクネクネ化しときゃええものを。』 『まだ人間の内に、止めぇさしとかんか?(さしておかないか)』
少しの間、後頭部を抱えてクネクネと動く女を見ていたが・・・ 『そうじゃな』 そして、2度3度と鍬で殴り、頭を潰した。
女は、頭が潰された後も、しばらくの間くねくねと動いていたが・・・、 やがて動かなくなった。
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