- 343 本当にあった怖い名無し
2007/04/22(日) 23:03:57 ID:gZu8WMPBO
- その電話は俺が高校生の時に来た。
メリー「私メリーさん。いま駅前にいるの」 電話はすぐに切れた。 「イタズラか?」
ところがその電話はそれから毎日同じ時間に来るようになった。 メリー「私メリーさん。いま近くの郵便局にいるの」
メリー「私メリーさん。いまマンションの下にいるの」 メリー「私メリーさん。いま玄関にいるの」
もちろんすぐに玄関を見に行ったが誰もいなかった。 そして次の日。 メリー「私メリーさん。 ・・・いまあなたの後ろにいるの」
嘘とわかっていても内心穏やかでは無かった。 「・・・・・・」 恐る恐る振り返ると・・・。 当然、誰もいなかった。
- 344 本当にあった怖い名無し
2007/04/22(日) 23:05:14 ID:gZu8WMPBO
- それから何年か経ち俺はそんな出来事をすっかり忘れていた。
ある日、真夜中に帰り道を歩いていると携帯電話が鳴った。
「はい。どなたですか?」 メリー「私メリーさん」 「・・・!?」 すぐに思い出し恐怖が一瞬胸をよぎった。
しかし、またイタズラだろうと電話を耳から離そうとした時。 メリー「私ずっと待ってたよ。」 不意に声が続き、つい電話を耳に戻した。
メリー「ずっとあなたの後ろで。」 あの時と同じ恐怖が俺を襲った。 しかし、今度は振り返られなかった。なにかが背中にいる気がした。
そして動けない俺の耳に電話の声は続いた。 メリー「ヤット・・・」 「・・・」 メリー「・・・タベラレル」
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