- 89 【お前だ!!】
sage 2006/12/15(金) 03:14:43
ID:StTUkSXZO
- 大学の正門に、子供が立っている。
不思議に思って、尋ねた。 『誰か待ってるのか?呼んでやろうか?』 『お父さん・・・』
『父親!?この大学にか!?・・・お前、父親の名前言えるか?』 『・・・・・・それは、お前だ!!』 『バカ言え!!俺は童貞だ!!』
『・・・お父さん、忘れてるの? お母さんは、忘れたことなんてないって言って・・・、
いつもお父さんの事、お話してくれるんだよよ。』
・・・と・・・見ると、道の向こうに見覚えのある中年女が立っていた。
・・・そうだ・・・ 小学生の時・・・、俺は・・・あのキ○ガイ女に・・・ (保守ネタ駄ネタ失礼しました。)
- 90 【お前だ!!】
sage 2006/12/15(金) 03:36:16
ID:StTUkSXZO
- 大学の正門に、子供が立っている。
不思議に思って、尋ねた。 『誰か待ってるのか?呼んでやろうか?』 『お父さん・・・』
『父親!?この大学にか!?・・・お前、父親の名前言えるか?』 『・・・・・・それは、お前だ!!』 『バカ言え!!俺は童貞だ!!』
『精子バンク・・・。 お父さんは、精子バンクに登録してるでしょう?』
『確かにそうだけど。でも、あれは誰の精子か特定できない仕組みで・・・』 『父も母も、喜んでました。・・・はじめは。』
『・・・・・・(人の話、遮るなよ)』 『けれどやがて、自分の種でない僕が疎ましくなったのでしょう。 父は、若い女性と浮気を始めました。』
『・・・・・・(こいつ・・・)』 その子供の、歳に不似合いな淡々とした流暢な話し方に、気味の悪さを感じた。
『そして、不幸にも父の浮気相手が妊娠してしまったのです。 父は、母に離婚を要求してきました。 母は怒り狂い、父を殺して・・・、
今は塀の中にいます。』 『・・・お前が大変な状況なのはわかったけど・・・、だからって俺にどうしろと・・・』
子供は、俺の話をまたも遮ってこう言った。
『その時、父と一緒に僕も母に殺されました。』
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