ジャンピングババア


174 本当にあった怖い名無し 2006/07/26(水) 04:06:13 ID:djKJzjHX0
この世界には時折空間の歪みが生じる場所がある事をご存知でしょうか?
有名な話ですと、普通より強めの重力が発生している地点があり、
その場所に向かって周囲の木々は引っ張られて生えているそうです。
なぜそんな事になるかはわかっていません、が。
そんな場所は日本にも存在するのです。

大正12年、老婆が子供と遊んでいる時の事でした。
「お嬢さん・・おはいんなさい・・。」
子供と一緒にゴム跳びをしていた時の事です。
「いくよおばあちゃん、ひとーつ・・ふたーつ・・。」
老婆なのでゆっくりではあるがテンポよく、それが子供にも心地よく、楽しく二人で跳んでいた。
その時でした。
「ななーつ・・やーっつ・・あれ?おばあちゃん?」
突如として老婆は消え、子供とゴム跳びだけが残されました。
「はい・・ななーつ・・やーっつ・・おや?」
子供が振り返ると老婆は離れた場所で一人ぴょんぴょんと跳ねていたそうです。

昭和61年深夜の高速道路での出来事。
走行中のドライバーが目撃したのは時速100kmを超える車を追い越していく老婆の姿だった。
それも飛び跳ねながら・・。

どういう現象が起きたのかはわかりません、が。
確かに空間の歪みは存在しているのです・・。
後にこの老婆がジャンピングババアと呼ばれ、深夜のドライバー達に戦慄を与えたのは言うまでもない。