おかえりなさい


305 本当にあった怖い名無し sage 2006/08/31(木) 19:04:12 ID:VVYbND6R0
あれは暑い夏の日だった

オレが小さいころだったかな
 公園で遊んできてもうあたりがだんだん暗くなってきた
かあさんに怒られると思って家に帰ったんだ。「ただいま」と
 薄暗い家に叫んだ。二階から「おかえりなさい」と声が聞こえた
えらく甲高い声。かあさん晩飯まだ?っと二階にいるかあさんに言った
 すると二階からは「おかえりなさい 早く開けて」と声がしてきた
理解できぬまま二階へ向かったんだ。かあさん?どこ?と聞くと
 「おかえりなさいこっちこっち 開けて早く開けて」と声が聞こえた
なにしてるんだろう?かあさんの声はこのクローゼットの中から確かに聞こえる。
 かあさん?オレはそのクローゼットを開けようとした
サイアクだ・・・。その時気づいてしまったクローゼットから黒い髪がはみ出ている。
 かあさんの髪は短い・・・・。
異常だとすぐに分かった。でも開けたくて開けたくてたまらなかった。 
 誘惑に耐えられずにオレは開けてしまった
 
    あの時あけてなければ

 
   「 お か え り な さ い 」
   
  
    あれは暑い夏の日だった