日焼けサロン

602 本当にあった怖い名無し sage 2006/10/09(月) 17:00:01 ID:Tl7VgTEj0
下男びっしりの私ですが、ちょっとまじめに書いてみた

ある10代の女性が肌を小麦色に焼くために日焼けサロンに通っていた。
早く肌を焼きたかった彼女は何件もの店を掛け持ちでまわり、
サロンの決めた限度時間を無視して一日に何時間も日焼けマシンにその身をさらした。
結果、望んだ通りの小麦色の肌を手に入れたが、彼女は体の異変に気づいた。
体調がすぐれず、体から変な臭いがする。体をいくら洗っても臭いはとれない。
彼女は病院で検査を受けることにした。
医者は驚いた様子でこのような症状に陥った際に心当たりはないかと彼女に尋ねてきた。
彼女が全てを正直に話すと、医者は悲しい顔でこう告げた。
「あなたの内臓は日焼けサロンで焼かれたために“調理”されてしまったのです。
 今のあなたの内臓は、生焼けの肉みたいになっているんですよ」
青ざめた彼女が「治るのですか?」と問うと、医者は少し考えてから紹介状を書いてくれた。
紹介状をもって指定された場所に行くと、そこは何かの工場らしかった。
工場の中から従業員らしい年配の男性が現れ、彼女を中に招き入れた。
それ以来、彼女の姿を見かけたものはいない。
最後に彼女が訪れたはずの食肉加工工場も、そんな女性はこなかったと口をそろえる。