- 880 本当にあった怖い名無し
sage 2006/11/12(日) 20:23:40
ID:Te5JVunc0
ちょっとまだ混乱していてうまく話せないかも知れない。今、自分を落ち着か
せるためにインターチェンジに車を止めている。救急車は呼んだ。他に何もす ることがなくて、2chに接続している。あと10分ぐらいで到着するようだ。
気持ちを落ち着かせるために書き込む。チラ裏すまない。
子供が熱を出した。39度。救急車は呼ぶまでもないかなと思って新聞の地方欄
で当直医を調べた。近所にもあったが藪で有名で、隣の区の総合病院まで行け ばいいかなと思った。今思えば、それが間違いだったんだが。
息子のやつ、すごい怯えてた。風邪のせいか気弱になってるんだろうなって俺、 流してた。助手席に乗せたんだけど、ずっと顔を隠してるんだ。魔王がいる、
って言って。狭霧っていうのかな、月に薄靄がかかっているからそれを差して るんだろうって安心させようとしたんだ。それでもあいつ、魔王が何かを言っ
たって頑固に主張するんだ。少し風が強かったし、枯葉がざわめいてるだけだ ろって諭したんだ。あいつ、枯れた柳や、何を見ても怯えて泣き喚いた。俺も
いい加減煩くなって、終いには無視して車を出した。
あいつ、静かになったんだ。だから俺は安心して高速に乗って、でも、静か過
ぎるかなって思って、このインターチェンジの手前で話しかけてみたんだ。返 事はなかった。眠ってるのかなって、額に手をやって、でももう冷たかった。
びっくりしてインターチェンジに入って、身体をさすって頬を叩いて名前を呼 んだけど、なにも喋らない。息もしてない。心臓も止まってる。俺もうすっか
り混乱して、1時間ぐらいずっと、さすったり叩いたりしたけど、ようやく、 救急車を呼べばって思って、今呼んだ。それから、ずっと身体をさすってるん
だけど、なんか、なんかどんどんかたく
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